2012年11月22日

ドーマン博士の驚くべき成果

ビッテ式「家庭保育園」では、幼児教育の世界的権威であるグレン・ドーマン博士のメソッドを早期教育のひとつの柱にしています。博士の体験に裏づけされた科学的な分析は非常に参考になりますので、ここでその要旨をご紹介しましょう。

ドーマン博士は、「私たちの研究所では、何年もかかってようやく、子どもが読むことを学ぶ年齢が低ければ低いほど、楽に学べ、よく読めるということに気づいたのです」と語っています。また、7歳児に読むことを教えることよりも、1歳の赤ちゃんに教えるほうがはるかに簡単だ、とも言っています。

「私たちがまず驚愕の念をもって認識したのは、幼児にも読むことを教えられるということだった。そんなはずはないと思われるかもしれないが、それは事実であるばかりでなく、7歳児に読むことを教えるより、1歳の赤ちゃんに教えるほうが簡単なのだ。それも、はるかに簡単なのである」(「子どもの知能は限りなく」)。

このような考えをもつに至ったのは、ドーマン博士がそれまで障害児教育に従事してきた経験からきています。以下、少しですがドーマン博士の素晴らしい体験をごらんください。

最初、ドーマン博士は幼児教育が専門ではなく、障害児のリハビリに従事していました。言葉の話せない重症の子ども、ハイハイができず動けない子ども、目が見えない子どもなどの機能を回復させる仕事をしていたのです。そのときの治療は、障害児の脚が悪ければ、その脚を何度も屈伸させたり、曲げたりする方法でした。正常児のように根気よく動かしてやれば、やがてその機能が回復するのではないかと考えたのです。

しかし、この方法では、障害児たちの回復は、ほとんど絶望的な状況でした。むしろ、治療を受けさせる費用がなくて自宅で療養していた障害児のほうに回復の兆しがありました。このような試行錯誤の末、ドーマン博士は、あることを発見したのです。

それは、まさに「奇跡」と言っていいかもしれません。障害が起こるのは、脚や目そのものが悪いというより、それらの機能を動かし、統轄している「脳」にこそ問題があるためではないか、という事実を発見したのです。

脳の障害によって、目や脚が悪くなるのではないか、と気づいたのでした。「人間の全機能を統轄するのは脳であるから、もしそれがひどく障害を受ければ、脳障害の症状は身体のいたるところに現われるであろう」「目、耳、口、胸、腕、脚、その他身体のどの部分であれ、そこに現われた症状を治療することは、脳障害を治すことにはならないであろう」(グレン・ドーマン著「親こそ最良の医師」)「脳」にこそすべての問題点があったわけです。このような発見にそって、ドーマン博士たちは、それまでの対症療法的な治療を全面的に改めました。

ドーマン博士は、脳の問題を解決することですべての障害を解決できると、考えたのです。これについて博士は「単なる症状の治療より、脳そのものにある問題を解決することができれば、症状は自然に消えるであろう」と言っています。そこで、博士は、まず最初に、いったい幼児たちはどのように成長し、ハイハイし、歩き、しゃべるようになるのかを正常児の成長過程を通して観察することにしました。

すると、幼児がしゃべったり、歩いたりできるのは、ある一定の成長の法則に従っていることがわかってきたのです。幼児の成長過程は、最初に手足を使って腹這いをし、ハイハイをし、それから歩くという段階的なパターンを取ります。

障害児は、この正常児がたどる成長のパターンをたどっていないので障害児となる、ということがわかったのです。博士は、この正常児の成長のプロセスを障害児に当てはめ、治療したらどうだろうか、と考えました。その結果は、驚くべきものでした。

それまで、どのような治療をしても、よくならなかった障害児たちが、徐々によくなってきたのです。「奇跡」は、それだけではありませんでした。その治った障害児の能力が、驚くべきことに、脳に障害を受けていないふつうの正常児に追いついてしまったのです。治らないと思われていた障害児が、治る以上の奇跡を起こしたのです。

このことからドーマン博士たちは、ひとつのアイデアをもちました。障害児に応用できることならば、これを正常児に応用したら、どういう結果をもたらすだろうか、と考えたのです。その結果も、また驚くべきものでした。正常児は、ふつうの成長をはるかに超えた能力を発揮しだしたのです。天才児が育つようになったのです。

それが、赤ちゃんには天才になる無限の可能性があるという早期教育の基礎的認識の発見につながっていきました。ドーマン博士は、それをひとつのシステムとして完成させたのです。幼児の知能を発達させる運動機能のプログラムやドッツカードなどのカードによる教育方法です。

その代表的なものが「家庭保育園」でも活用されているドッツカードです。その具体的方法については、「幼児は算数を学びたがっている」(日本学校図書㈱で取り扱っています)を参照してください。

ドッツカードの目的は、目で正確な数を数えさせることではありません。幼児の理解力は、大人が考えるような理解の仕方ではなく、全体を一種のパターンで認識しています。この理解力に合わせ、数もパターン認識できるようにするのです。

最初はただ、カードを見せて数字を言うだけで、「これはいくつ?」などと質問をしてはいけません。あくまでインプットするだけで、アウトプットを望んではいけないのです。このような方法で教えていくと、ある日、その成果が具体的に現われてきます。

早期教育によって子育てをしたお母さんたちの体験談を紹介しましたが、そのなかにドッツカードの話も載っています。それでもわかるように、突然、カードをランダムに見せても、やがて、その数を正確に言い当てることができるようになるのです。

posted by kosodate at 12:00| 証明された「能力」 | 更新情報をチェックする
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