2012年11月15日

脳の7、8割は3歳までに完成する

大脳の研究からどうして3歳までなのか、どうして「才能逓減の法則」なのか、を調べてみましょう。生まれた瞬間の人間の脳には140億個の脳細胞があるといわれています。そしてこの脳細胞は生まれ落ちたときから、外界の刺激に対してまさに爆発的な勢いで脳細胞同士の配線(神経回路)を増やしていきます。

その配線のつなぎ目のことをシナプスと言いますが、シナプスが増えれば増えるほどすぐれた脳になります。新しい刺激や経験を積むほどシナプスは増えますし、1個の脳細胞から8000にもおよぶシナプスが生まれることもあると言います。

140億個の脳細胞から、それぞれ8000のシナプスが生まれると、全体では何と112兆になります。まさに天文学的な数字になるのです。最新の大型コンピュータを何百、何千台と合わせても人間の脳には勝てないのです。

胎児から3歳までに脳が急速に発達するということは、このシナプスが爆発的に増えるということなのです。系統だった教育的刺激によって配線(神経回路)も太く、シナプスも多くなるのです。

3歳以降はシナプスの増え方が徐々に少なくなります。この3歳までの大切な時期にあまり刺激を与えられなかった子どもは配線も細く、シナプスも少ないのです。さらに、最近の脳の研究では、脳の重要な部分は1歳までにはできているといいます。

見たり、聞いたり、味わったり、ふれたり、匂いを嗅いだりする五感をつかさどる感覚系の神経回路、さらに手や足の筋肉を動かす運動系の神経回路は、ほぼ1歳で完成するのです。脳が発達するということは、これらの神経回路が太く、密につながることですから、そのためには幼児に最良の刺激を与えることが何よりも大切なのです。

アメリカの心理学者ノルマ・リンジヤ博士は、出産したばかりの28組の親子をA・Bふたつのグループに分け、1週間にわたって以下のような実験をしました。

Aグループは、一日のうち授乳時の他に5時間、親が赤ちゃんといっしよにいることとし、Bグループは授乳時の30分間だけしか親は赤ちゃんといっしょに過ごせないことにしました。博士は、小学校にあがるまで、このふたつのグループを追跡調査しましたが、Aグループのほうが知的にすぐれた子どもに育つたということです。

出産したばかりの1週間でもこのような違いがあるのですから、よい教材とよいシステムによって3歳まで母親が愛情をこめて働きかければ、もっともっとすごい効果が出るということです。

posted by kosodate at 19:00| 証明された「能力」 | 更新情報をチェックする
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